マタマタというカメを知っていますか?
マタマタ。
また、また。又々、股股
変な名前^^
凸凹した岩に、ボロボロの枯れ葉が張り付いたような見た目。
これがマタマタ。
頭が三角形で、でかい。
したがって甲羅に引っ込めることはできない。
またでた!頭でかい問題。カエルガシラニシクイガメと一緒やん!!!!
カメといえば「危険を感じたら引っ込み入ります」やろ。
それができない。
あの顔のまま、ずっとそこにいる。
逃げる場所がない。
しかし2億年前から生きてる。
えものをどうやってとるのか?
ずっと待つ。ずっと待ちます。
魚が近づいてきたら、口を大きく開けて、水ごと吸い込む。
追わない。
走らない。
口を開ければ、向こうから寄ってきます。
「もっと頑張れ」「もっと動け」「結果を出せる」
そんな声が、どこからともなく聞こえてくる世の中や。
でもマタマタは動かない。
見えない沼の底で、今日もじっとしてる。
ひたすら擬態が完璧すぎる。
枯れ葉に見えるから、魚が警戒しない。
知らずによってくる。
そして、バキュームカーのようにそのまま吸い込む。
そこにいるだけで、ごはんがやって来る。
着飾らなく、盛らず。そのまま。
ありのままでいるのが一番の武器になっている。
南米アマゾンの沼地に住んでいる。
流れがゆるやかで、薄暗くて、枯れ葉がたまっているような場所。
そこに完全に溶け込んでいる。
最大で50センチになる個体もいる。
50センチの枯れ葉が、川底で待っている。
じーーーーーーーーーーーっつと^^
名前の由来が物騒でして
スペイン語で「マタマタ」。
「殺す、殺す」という意味らしい。
見た目はブサカワなのに、名前だけ本気。本気と書いて「マジ」
見た目と名前の落差がはんぱない。
泥臭くてぼろぼろに見えても、腹の底に本気を持っている人間が、一番強いのと一緒や。
2億年以上、この生き方で生き延びてきた。
頭がでかくて、引っ込めなくても。
走らなくても。そこにいるだけで。
恐竜が絶滅した。
文明が興って、滅んだ。
その間、マタマタは、沼の底でじっとしていました。
待つことを、やめなかった。
マタマタは、おそらくそういうことを体で知っている。
動かなくて良い。
目立たなくて良い。
口を開けて、待っていればいい。
本能が、それを知っている。
頭で考えるより先に、体がそう動く。
いや、動かない。
それが答えやから。
マタマタ、憎めない、おもしろいカメがいるもんや。




