記事を音楽にしてみました↓聞いてみてね🐢
夏休みも、だいぶ過ぎました。
子どもたちは、今ごろ何をしているのでしょう。
朝、ゆっくり起きている子もいるかもしれません。
ゲームをしている子もいるでしょう。
プールに行った子もいるかもしれません。
家族と出かけた子もいるかもしれません。
楽しく過ごしているなら、それはとてもいいことです。
でも、ふと考えることがあります。
ちゃんと楽しく過ごせているのかな。
宿題は進んでいるのかな。
毎日、怒られてばかりいないかな。
家の手伝いをたくさんして、疲れていないかな。
兄弟の世話をして、自分の時間がなくなっていないかな。
イライラした気持ちのまま、一日を終えていないかな。
夏休みという言葉には、明るい響きがあります。
休み
自由
楽しい時間
特別な思い出
もちろん、そういう夏休みを過ごしている子もいます。
でも、すべての子にとって、夏休みが安心できる時間とは限りません。
学校がある日は、毎日会えます。
顔を見ることができます。
声を聞くことができます。
「今日は元気そうだな」
「少し疲れているな」
そんなことを感じ取ることができます。
でも、夏休みになると、それができません。
子どもたちの姿が、急に見えにくくなります。
学校がないことで、ほっとしている子もいるでしょう。
教室の人間関係から離れられる。
毎朝、急がなくていい。
苦手な授業を受けなくていい。
先生や友達の目を気にしなくていい。
そういう意味で、夏休みがその子を守っていることもあります。
一方で、学校がないことで、しんどくなる子もいます。
生活リズムが崩れる。
家で過ごす時間が長くなる。
家族との距離が近くなりすぎる。
怒られる回数が増える。
自分の居場所がなくなる。
学校が、その子にとって少し息をつける場所だった場合、夏休みは長く感じるかもしれません。
宿題のことも気になります。
ちゃんと終わっているかな。
でも、宿題が終わっているかどうかだけでは、その子の夏休みはわかりません。
毎日少しずつ進められる子もいます。
最後にまとめてやる子もいます。
やろうと思っているのに、なかなか手がつかない子もいます。
家で落ち着いて机に向かう場所がない子もいます。
家のことで忙しくて、宿題どころではない子もいます。
「宿題をやっていない」
その一言の後ろには、いろいろな事情があるのかもしれません。
もちろん、宿題は大切です。
やるべきことをやる力も育てたいです。
でも、夏休み明けに子どもと会ったとき、最初に見たいのは、宿題の丸つけだけではありません。
元気だったか。
眠れていたか。
ごはんを食べられていたか。
安心して過ごせる時間があったか。
少しでも笑える日があったか。
そこも、ちゃんと見たいと思います。
8月の後半から、学校が始まります。
その日、子どもたちはどんな気持ちで来るのでしょう。
楽しみにしている子もいるでしょう。
友達に会いたい子もいると思います。
早く学校が始まってほしいと思っている子もいるかもしれません。
でも、そうではない子もいます。
行きたくない。
朝起きるのがつらい。
宿題が終わっていない。
先生に何か言われるのがこわい。
友達関係が不安。
また毎日が始まると思うと苦しい。
そんな気持ちで、登校日を迎える子もいると思います。
だから、夏休み明けの教室では、少しゆっくり見たいです。
すぐに元通りを求めすぎない。
休み前と同じようにできるはずだと決めつけない。
久しぶりに学校へ来るだけで、かなり力を使っている子もいます。
夏休み明けに、教室に座っている。
それだけで、すでにがんばっている子がいます。
朝、家を出られた。
靴を履けた。
学校まで来られた。
教室に入れた。
友達の中に座れた。
大人から見ると、当たり前に見えることでも、その子にとっては大きな一歩かもしれません。
だから、最初の日に言いたいのは、
「宿題出して」
だけではなく、
「来られてよかった」
なのだと思います。
子どもたちの夏休みは、外からは見えません。
楽しそうに見えても、しんどかった子がいるかもしれません。
元気そうに登校しても、本当は不安でいっぱいの子がいるかもしれません。
宿題を忘れたように見えても、家でいろいろなことを抱えていた子がいるかもしれません。
もちろん、すべてを知ることはできません。
でも、想像することはできます。
見えない時間があったのだと考えることはできます。
その子が学校にいない間にも、その子の生活は続いていた。
楽しい日もあったかもしれない。
退屈な日もあったかもしれない。
怒られた日もあったかもしれない。
泣いた日もあったかもしれない。
誰にも言えずに我慢した日もあったかもしれない。
その時間を全部なかったことにして、急に学校モードへ戻すのは、少し乱暴なのかもしれません。
夏休み明けの子どもたちに必要なのは、気合いだけではないと思います。
少しずつ生活リズムを戻すこと。
安心して話せること。
忘れ物や宿題のことを責められすぎないこと。
学校に来られたことを認めてもらうこと。
またここで過ごしていいんだと思えること。
そういう小さな安心が、次の一歩につながるのだと思います。
子どもたちは、夏休みの間も、それぞれの場所で生きています。
楽しく過ごしている子もいる。
がんばっている子もいる。
少し疲れている子もいる。
学校が始まることを不安に思っている子もいる。
だから、夏休み明けに会ったときは、まずその子の顔を見たいです。
どんな夏休みだったのか。
今、どんな気持ちなのか。
何か困っていることはないか。
すぐに全部を話してくれなくてもいい。
でも、こちらが見ようとしていることは、きっと少し伝わると思います。
夏休みは、子どもたちにとって休みの時間です。
でも、先生にとっては、子どもたちの見えない時間を想像する時間でもあります。
今ごろ何をしているかな。
楽しく過ごせているかな。
怒られてばかりいないかな。
ちゃんと眠れているかな。
学校が始まったら、来られるかな。
そんなことを考えながら、子どもたちに会える日を待っています。
夏休み明け、教室に入ってきた子どもたちに、
「久しぶり」
「元気だった?」
「来られてよかったね」
そう言える自分でいたいです。
宿題の前に、生活がある。
提出物の前に、その子の時間がある。
学校が始まる日が、子どもたちにとって、ただの再スタートではなく、
「またここに来てもいいんだ」
と思える日になったらいいなと思います。
今までの記事です。気になるのがあれば読んでみてね^^








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