ペインテッドタートルという亀がいます。
北アメリカの、
池や湖、
流れのゆるやかな川に暮らしています。
この亀を初めて見る人は、
きっと驚きます。
甲羅は黒。
でも、
首や足には、
赤や黄色の鮮やかな模様があります。
まるで、
誰かが絵の具で描いたようです。
だから英語では、
「Painted Turtle(描かれた亀)」
と呼ばれています。
自然界では、
派手な色は、目立ちます。
目立てば、
敵にも見つかりやすい。
だから、
地味な色の動物が多いのです。
では、なぜペインテッドタートルは、
こんなに美しいのでしょう。
実は、
この模様には役割があります。
仲間を見分ける。
健康状態を伝える。
繁殖相手に自分をアピールする。
鮮やかな色は、
生き残るための武器でもありました。
人は、「目立たないほうが安全」と思うことがあります。
失敗しない。
批判されない。
嫌われない。
だから、自分の色を隠してしまう。
でも、
目立つことが、悪いわけではありません。
自分らしさを出したから、
出会える人がいる。
好きになってくれる人がいる。
応援してくれる人がいる。
全員に好かれなくてもいい。
自分の色を持つことで、
つながれる人がいます。
ペインテッドタートルは、
自然に逆らっているわけではありません。
自分に与えられた色を、隠さず生きています。
あなたにも、
あなただけの色があります。
それを消す必要はありません。
目立つことは、勇気ではなく、
自分らしく生きることなのかもしれません。








