クサガメと、
ニホンイシガメ。
この2種類って、
見た目も、
雰囲気も、
結構違います。
でも実は、
自然の中では、
この2種のあいだみたいな亀が見つかっています。
いわゆる、
交雑個体です。
つまり、
クサガメとニホンイシガメの、
両方の特徴を持った亀。
「どっちなんだろう」となる
これ、
かなり不思議なんですよね。
顔はクサガメっぽい。
でも、
甲羅はイシガメっぽい。
あるいは逆。
見ていると、
「どっちなんだろう」となる。
しかも、
研究を見ていくと、
このあいだ感って、
見た目だけではありませんでした。
遺伝子的にも、
本当に両方が混ざっている。
しかも、
一代限りではない。
交雑個体どうし、
あるいは親種との交配まで起きていて、
世代を超えて続いている。
つまり、
自然の中に、
連続的な中間地帯ができ始めている。
ここ、かなり考えさせらて唸ってしまいました。
クサガメは、「完全な在来種」と言い切れない
ここも、かなり複雑です。
ニホンイシガメは、
日本固有種です。
一方、
クサガメは、
昔から日本にいるものの、
国外由来の可能性が高いとする研究が多い。
しかも近年は、
中国由来系統の分布拡大も指摘されています。
つまり、
「自然に混ざった」
だけではなく、
人間の移動や放流が、
この交雑を押し広げている可能性が高い。
ここが、かなり深刻です。
自然界って、案外「あいだ」がある
ぼくは、
この現象を見ていると、
自然界って、
案外、
綺麗に分かれないのだと思わされます。
白か黒か。
純粋か混ざりか。
そういうふうに、
完全に分け切れない。
しかも、
交雑個体って、
特徴がかなりモザイク状になります。
首や顔はクサガメ寄り。
でも、
甲羅の形はイシガメ寄り。
個体ごとに違う。
つまり、
どちらでもある
感じになる。
でも、この「あいだ」は、人為的に増幅された可能性が高い
ただ、
ここで単純に、
「自然って曖昧で面白いですよね」
だけでは終われません。
なぜなら、
このケースでは、
人が持ち込んだ近縁種との交雑が、
日本固有種の保全問題になっているからです。
つまり、
このあいだは、
完全な自然現象というより、
人間活動によって強く押し広げられた可能性が高い。
ここに、
少し不穏さがあります。
ニホンイシガメは、かなり減っている
実際、
ニホンイシガメは減少しています。
環境破壊。
ペット採集。
外来種との競争。
そして、
交雑。
いろいろな圧力が重なっている。
だから、
保全の現場では、
「純粋かどうか」
より、
日本固有の系統をどう守るか
が問題になります。
これ、かなり重要です。
「曖昧さ」は、美しい。でも、それだけでは済まない
ぼくは、
このテーマの面白さって、
単なる「曖昧さの美しさ」ではないと思っています。
むしろ、
その曖昧さが、
人間によって増幅されているかもしれない、
というところにある。
つまり、
自然界の境界が崩れていく様子を、
ぼくら自身が作っている可能性がある。
ここは、少し怖い。
最後に
クサガメとニホンイシガメの交雑個体って、
最初見ると、
かなり不思議です。
「どっちなんだろう」となる。
でも、
調べていくと、
そこには、
自然界の曖昧さと、
人間活動の影響、
両方が重なっていました。
綺麗に分かれない。
混ざる。
揺れる。
でもその背景には、
かなり人間の影もある。
生き物を見ていると、
自然って、
単純な「自然」だけでは存在できなくなっているのかもしれません。
そして、
その変化の真ん中にいるのは、
案外、
ぼくら自身なのかもしれません。







かめからめちゃくちゃ考えさせられました。
先生、ありがとうございます。