ヒラセガメって、
かなり不思議な、いやおもしれーー亀です。
最初見た時、
「なんでこんな甲羅なんだろう」
と思いました。
普通の亀より、
甲羅の上面が平たく見える。
でも、
調べていくと、
この形には、
ちゃんと理由がありました。
森と岩の中で生きる亀
ヒラセガメは、
東南アジアの湿った森林に暮らしています。
しかも、
ただ森にいるだけではありません。
石灰岩の岩場
岩の隙間
小さな洞穴
急な斜面
そういう、
かなり複雑な場所を使って生きている。
つまり、
この亀は、
森と岩の亀
なんですよね。
平たいのは、「隙間」に合うため
ぼくは最初、
「平たい=川の流れ対策」
なのかと思っていました。
でも、
調べてみると、
ヒラセガメは、
むしろかなり陸寄り。
水辺を泳ぎ回る亀ではない。
だから、
この平たさは、
岩の隙間
と関係しているらしい。
狭い場所へ入る
岩場を使う
急斜面で暮らす
つまり、
「自分が生きる場所」
に合わせて、
身体の形が変わっていった。
これ、かなりオモローです。
生き残る生き物は、「地形」に合わせる
ぼくは、
ヒラセガメを見ていると、
生き残る生き物って、
気合いで頑張るというより、
自分に合う場所
を見つけているのだと思わされます。
今の時代って、
どうしても、前もいったけど
「もっと頑張れ」
になりがちですよね。
でも、
自然界を見ると、
全部に適応しようとする生き物ばかりではない。
むしろ、
自分に合う環境へ行く
隙間を使う
無理に正面突破しない
生きやすい形へ変わる
そうやって残ってきた生き物もいる。
ヒラセガメって、
かなりそういう亀です。
派手ではない。でも、かなり渋い
しかも、
この亀の暮らしって、
かなり地味です。
落ち葉の下
倒木の陰
岩の小さな洞穴
そこで静かに暮らしている。
しかも、
カタツムリを砕いて食べるために、
顎の筋肉まで発達しているらしい。
派手ではない。
でも、
環境にかなり合わせ込んでいる。
なんというか、
「静かな適応」
を見ている感じがします。
そして、減っている
ただ、
ヒラセガメは、
今かなり減っています。
森林破壊
乱獲
ペット取引
静かに暮らしていた生き物が、
人間社会によって追い詰められている。
ここは、
自然界に入ってきた異物(人間)
による侵略。
責任を感じるとこです。
自然界って、
「強いものが残る」
というより、
「環境に合えたものが残る」
なんですよね。
でも、
環境そのものが壊されると、
適応も難しくなる。
これは、
人間社会も少し似ています。
最後に
ヒラセガメは、
少し平たい亀です。
でも、
その形には、
ちゃんと理由があった。
森の岩場や隙間で、
無理なく生きるため。
生き物を見ていると、
「強くなること」
だけが、
生存ではないのだと思わされます。
自分に合う場所を見つける。
そこへ、
静かに身体を合わせていく。
そういう生き方にも、
どこか惹かれるものがあります。
岩場・石灰岩地帯・隙間で生活
甲羅には、
ゴツゴツしたキール(隆起)が目立ちます。
「森の岩場に適応した箱ガメ」
「森と岩にかなり合わせ込んだ亀」
かっこいい。これもほしいなあ。






