亀って、
基本的には、
「逃げるのが遅い生き物」です。
走れない。
噛む力もそこまで強くない。
だから、
多くの亀は、
「硬い甲羅」
で身を守っています。
でも、
ハコガメを見た時、
「ここまでやるのか!」
と思いました。
この亀、
甲羅を完全に閉じます。
文字通り、
箱になる。
ただ隠れるだけではない
普通の亀も、
首や手足を引っ込めます。
でも、隙間はあります。
ただ、
ハコガメは違う。
甲羅の一部が蝶番みたいに動いて、
前も後ろも、
ぴったり閉じる。
なので、
閉じると、
ほとんど隙間がなくなる。
かなり異常進化です。
「攻撃」ではなく、「閉じる」
これ面白くて
生き物の進化って、
強くなる方向だけじゃないんですよ。
速く走る
毒を持つ
大きくなる
攻撃力を上げる
そういう方向もある。
でも、ハコガメは違うんです。
「閉じる」を極めた。
つまり、
外へ向かわず、
内側を強くした。
人間も、傷つくと「閉じる」
これ、人間にも少し似てるんですよ。
傷ついた人って、
時々、自分を閉じますよね。
あまり話さなくなる
本音を隠す
人と距離を取る
安全な場所から出なくなる
もちろん、閉じすぎると苦しくなる。
でも、
それは「弱さ」だけではなく、
生き残るための防御だったりもする。
ハコガメを見ていると、
「守る」というのも、
立派な生存戦略なのだと思わされます。
ずっと開いている生き物はいない
今って
オープンでいろ
発信しろ
心を開け
挑戦し続けろ
という空気がありますよね。
うーーんと思っちゃいます。
でも、
生き物を見ていると、
ずっと無防備な生き物なんて、
ほとんどいません。
みんな、
ちゃんと殻を持っている。
距離を取る
隠れる
休む
閉じる
それで、また生き延びる。
閉じることは、悪ではない
ぼくは、「閉じる」
という行動を
そんなに悪いものだと思っていません。
もちろん、
閉じたまま動けなくなると、
苦しくなる。
でも、
傷つき続けながら、
無理に開き続けるほうが、
危ない時もあります。
まず守る。
そのあとで、
少しずつ出ていく。
ハコガメって、
そういうことを、
静かに教えてくれる気がします。
最後に
ハコガメは、甲羅を閉じる亀です。
しかも、かなり徹底的に閉じる。
でも、
それは臆病だからではなく、
その形で、
何百万年も生き残ってきた。
生き物を見ていると、
「強さ」
というのは、
前へ出ることだけではないのだと思わされます。
守る力。
閉じる力。
距離を取る力。
そういうものも、
生きるためには必要なのかもしれません。
ぼくも徹底的に閉じる能力ほしーーー^^






